2025沖縄旅②  久高島~神々の島~

今回の旅は、なぎさちゃんなしには語れない。

 

この旅は、目的にしていたWANANGAの日程を間違えていたところからはじまるのだけど

今回の旅のすべての場所と出逢いに、渚ちゃんの導きがあった。

(今考えれば、それもまた必然だった。間違えてなければ樋口先生にお会いすることもなかったし、

このあと語る久高島にも行ってない。)

なぎさちゃんとは2024年4月みぃちゃん(由佐美加子さん)の学びの場、ライフタペストリーで出逢った。

何つながりなの?と誰かからきかれるたびに、お互い顔を見合わせて困っていたけど、【お互いの痛みに立ち会った仲間】という表現が口から出た時ピンときて、以来ずっと使ってる。

なぎさちゃんは、【お互いの痛みに立ち会った仲間】

久高島へ

樋口先生との衝撃的な出逢いの翌日、渚ちゃんが連れて行ってくれたのは、久高島。

島で自転車を借りて、シーズンオフで観光客が少ない島をめぐる。

感じる雰囲気と何となくの記憶で走る、感覚派のなぎさちゃん。

時折

「こっちじゃなかった!」

とUターンする渚ナビに付いていきながら、あっちの御嶽、こっちの拝所にご挨拶。

 

沖縄全体なのか、久高島が特別なのか、あちらとこちらをつなぐ小道がそこここにあることを感じる。

そこには目に見えない境界線があり、一歩足を踏み入れれば、神聖なものが語りかけてくる。

私が普段生活している横浜では感じられない、独特の土地の空気。

時には、

「ここはお前が立ち入る場ではない」

と耳から聞こえる音ではない、けれど確かに響く拒絶を感じる。

その時は、ただ手をあわせ侵害するつもりはないことをお伝えし、こちらの道に静かに戻る。

沖縄こそ神々の島、だと思った。

葉が語りかけてくる。

木々が呼びかけてくる。

うっそうとした自然が、私に絡みついてくる。

濃い緑、プラスチックみたいにつやつやな葉。

ごつごつの岩に根をはるたくましい木には、なぜあなたはそこを選んだの?と問いたくなる。

柔らかい土の土地も、

風がふかない温かな場所もあるだろうに。

けれどあなたの命はそこを選んだ。

そこで生きることを選んだんだ。

なぎさちゃんが、お神酒を供え、神様の前で舞う。

それは、言葉にはならない祈りだ。

 

その舞をみながら、わたしも祈る。

この身体をどうか使ってください。

大きな意志があるとしたら、わたしがそれを響きとり、表現することができますように。