Journey to Heal ~ブレスワークで私に起きた癒し~

インスタグラムのリールで話したことでもあるのだけれど、

今日は私がブレスワークで体験した癒しの話。

バリでの連続でブレスワークセッションは、痛み①に書いた性的なトラウマがテーマになった。

幼い私に起きたことの記憶が蘇る、というよりは、その時に自分が感じとることができなかった感情を、もう一度感じなおしているようだった。

 

境界線をぬるりと超えられたことに対する怒り、自分を守れなかった怒りと悲しみ。

言葉にするとこんな感じかもしれないけれど、実際に身体から際限なく溢れ出してくるその感覚は、もっと生々しくもっとドロドロと熱いものだった。

 

もう解決した、もう手放したはずの痛みは、身体の奥で、息をひそめていただけだった。お墓の中に埋めたつもりになっていただけだった。一度蓋が空いたら、待ってましたとばかりに噴き出してくる。

私の身体だよ!怒り狂って足を踏み鳴らし、泣き叫んだ。

 

わずかに大人の私としての理性も残っていたから、抑えようと思えば抑えることもできたかもしれない。でもあの時、私は怒りを表現することを選んだ。

 

もう私は自分のために怒っていい。悲しんでいい。

表現し始めたら止まらなかった。

次から次へと怒り、悲しみ、恐怖が立ち上がってくる。

 

噴火、流れ落ちる巨大な滝、足元から地球が揺れる、地響きのような強い強いエネルギー。

 

両親への怒り。

どうして守ってくれなかったの!どうして私は悪くないと伝えてくれなかったの。どうして私と一緒に怒ってくれなかったの。どうして!どうして!どうして!

あまりに激しく呼吸し、表現する私に、時折ガイドが寄ってきて足を触ったり、呼吸をゆっくりとしていくように誘導しようとする。

ふぁっと足を触られたときは、私の怒りに油を注いで、嫌なのに嫌と言えなかった!とさらに怒りが沸き起こる。

私は表現したいんだ!邪魔するな!

 

全身汗びっしょりで、地団駄を踏み、鼻水、涙、にまみれそれでも必死に呼吸し、言葉にならない叫び声をあげては泣き、また呼吸した。

何度セッションを受けても、何度も同じような痛みにつながり、そのたびに表現することを選んだ。表現しつくすことなんで、できないんじゃないかと思った。そしてセッションが終わると虚脱する。

 

4回目のセッションの時、必死で呼吸を続けていると、大きな男性の手が私の胸郭を力強く包み込み、押した。

私は性的なトラウマを感じていたから、その手に何かを刺激されるだろうと身体を固めた。

 

けれどその手は私を守り、私の感情の表出を助けようとしてくれていた。

落ち着いた、穏やかな、なんの下心もない低い声が、私をサポートし、私の肉体を支え、表現を助け、呼吸を誘導してくれる。

私は泣いた。苦しみ、怒りの涙ではなくて、安堵の涙だった。

あぁ、安心していい手がある。安心していい声がある。

 

いつの間にか場面がかわり、私は小さな私を抱きしめていった。

大人の私が、満員電車の中で身体を固めているわたしのそばに立ち、圧迫感から守り、抱きしめている。

小さく固めたからだが緩んでいく。

 

別の場面

話を聞いてもらえない小さな淋しいわたしの横に、そっと座る。

「ここにいるよ。一緒にいるよ」

私は次々に痛みを抱えた小さな私を抱きしめていく。

ここにいるよ、あなたの痛みを一緒に感じてる。一緒に私が感じてる。

小さな私は、大きな私がそこにいることを感じている。

ゆるんでいく。

 

 

 

そして最後に。自由。

大きな大きな木がある。

アバターにでてくるみたいな、巨大な木。あまりにも大きいから根元の方は見えないくらい。

キラキラと光っている。

いつの間にか私は虹色の巨大な鳥になって光の中で、風に乗り、その周りを大きく旋回している。

自由

体験しているときは、風に乗って、翼を広げ、大空を舞う、その雄大さをただ全身で味わっていた。

 

私を束縛するものは何もない。

私の内側にある痛みは、私を縛るものではない。

私は自由に飛んでいいし、その自由が私にはある。

 

なんだか陳腐になってしまう気がするけれど、今言葉にするならそんな感じだろうか。。

 

嘘みたいな本当の話。この体験は私のお守りだ。私の中では私の世界で起きた真実だから。

 

では私に癒しは起きたのか。トラウマは解放されたのか。

答えはYesであり、Noでもある。

私の中にある痛みは、前と同じ形で私を傷つけはしないという意味では、Yesともいえる。だけれど、痛みが消えたわけじゃない。

この痛みがあることを私に許す。痛くていいよ。感じたいときには感じていいよ。そこにあっていいよ。表現していいよ。と許していくような、そんな感覚。

癒しはきっとこの繰り返し。らせん状にゆっくりと歩んでいく道のりだ。

私の体験と、今ある私の内側を、なるべくそのまま言葉で表現しようとしました。

共に感じてくれたらとても嬉しいです。

ブレスワークガイド/助産師もりたもえ

6月29.30日ブレスワークオンラインリトリート~Journey to Heal~を開催します

今回のオンラインリトリートは、

〇瞑想やジャーナリングなどの事前ワークで深く自分自身の課題にコミットし、

〇連続ブレスワークセッションで感情や記憶、抑圧を解放し、
より自由にクリエイティブに自分の人生を生きていくためのヒーリングジャーニーとなります。

2日間、仲間たちと共に自分自身の内側に深く潜っていきましょう。

心をこめてガイドさせていただきます。

オンライン上で実際に集まるのは、
29日午前
29日夜
30日午前夜の計4回それぞれ3時間程度です。

それぞれ日中の時間帯は
ご自身がご自身と向き合う時間となります。

ブレスワークセッションのみ
アーカイブは残しますが、(1か月間)
なるべくリアル参加をお勧めいたします。

統合サークルは、プライベートな場となりますので
アーカイブは残しません。

料金:3セッション+統合サークル 12000円
早割:10000円(6月15日まで)
メルマガ登録してくださってる皆様は
9800円でご案内いたします。 

※通常私がガイドする
オンライン単発セッションは
4200円~5500円のため
かなりお得になっていると思います。
お申込みページは6月9.10日にUPしていきます。

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